【第8話】「一度かいたら止まらない…」医療脱毛の夜、100kgパパを襲った痒みの無限ループと、ママに怒られた保湿の話
リラックスタイムの悲劇
クリニックでの初施術を終え、ヒリヒリする体を抱えて帰宅した私。 お風呂(当日はシャワーのみ)も済ませ、子供たちも寝静まりかけ、ようやく訪れた夜のリラックスタイムのことでした。
クリニックで先生に言われた言葉が頭をよぎります。
先生施術後はレーザーの熱で乾燥して痒くなりますが、絶対にかかないでくださいね



はい、わかりました!(まあ、男の肌だし大丈夫だろ…)
そんな安易な考えで、リビングのソファでテレビを見ていた時です。
「ん? なんかちょっと、足がかゆいな……」
最初はそんな、軽い違和感から始まりました。 まさかこれが、「痒み無限ループ」の入り口だとは知らずに。
一度かいたら止まらない「負のループ」
蚊に刺された時のような、局所的な激しい痒みがいきなり襲ってきたわけではありません。 最初は「ちょっとかゆいな」程度の、地味な感覚でした。
でも、テレビを見ながら無意識に、ポリポリと太ももをかいてしまったのが運の尽き。
- 無意識にかく:爪で肌を刺激する。
- ヒスタミン放出:かいた刺激で、脳が「痒み成分」をさらに出す。
- 範囲拡大:最初は太ももだけだったのに、スネやお腹までムズムズし始める。
一斉に全身がムズムズするわけではなく、触ったところから痒みが呼び覚まされるような感覚。 気がつけば、ゴリラのようにボリボリと両手で足をかきむしっていました。
子供たちの純粋な眼差し
そこへ、喉が渇いて起きてきた子供たちが通りかかりました。 必死に足をかいている私を見て、不思議そうに話しかけてきます。



パパ、どうしたの? 足が痛いの? なんか変な動きしてるよ?



いや、痛くはないんだけど……足が痒くて痒くて……ボリボリ



あ! パパの足、真っ赤っ赤だよ! 大丈夫? 血が出ちゃうよ?
チビコの心配そうな声で、ハッと我に返りました。 足を見ると、爪の跡がみみず腫れのように赤く残り、見るも無惨な状態に。 「先生に絶対かくなと言われたのに、心配させちゃったな……」という深い罪悪感が押し寄せてきました。
なぜ脱毛後はこんなに痒いのか?
そもそも、なぜ医療脱毛の後はこんなに痒くなるのでしょうか? 後から調べてわかったのですが、これは私の「我慢」が足りないからではなく、皮膚の科学的な反応でした。
レーザー脱毛は、毛根に200℃近い熱を発生させて焼き切る行為です。 その熱によって、皮膚の水分が一瞬で蒸発し、肌のバリア機能(角質層)が破壊されて「超乾燥状態(砂漠)」になっています。
普段なら平気な服の摩擦や、ちょっとした温かさにも敏感に反応して、脳が「痒い!」と信号を出してしまうのです。
ママの登場と救世主アイテム
私がボリボリかきながら悶絶していると、騒ぎを聞きつけたママが登場します。



あらあら、どうしたの? ……うわっ、すごい赤くなってるじゃない



いやぁ、なんか急に痒くなってきちゃって……止まらんのよ



もう、掻いちゃだめだよ〜。せっかく綺麗にしてきたのに、傷になっちゃうよ? 看護師さんに『保湿してね』って言われなかった?



……あ。(完全に忘れてた)
ごもっともです。返す言葉もありません。 普段からスキンケアなんてしない、化粧水すらつけたことのない剛毛パパ。 「保湿」なんて概念が頭から抜け落ちていました。
神アイテム「ポンプ式ボディミルク」
呆れたママは、洗面所からドカッと大きなボトルを持ってきました。



ほら、これ貸してあげるから! 今すぐ塗りなさい。全身にたっぷりね!
ママが貸してくれたのは、家族みんなで使っているポンプ式のボディミルク(ビオレuなど)でした。
言われるがままに、手のひらにたっぷりと出して、赤くなった足に塗り込んでみます。 すると……。



おっ……!? 痒みがスッと薄れた!
ひんやりとしたクリームが熱を持った肌を冷やし、油分が膜を作ってくれたおかげで、あれだけ続いていた不快感が嘘のように引いていきました。 保湿、すごい。ナメてました。
男の保湿は「質」より「量」と「手軽さ」
この経験から、私はすぐに自分用の保湿剤を買いに走りました。 これから脱毛を始める男性に伝えたい、「男のための保湿剤選び」のポイントは3つです。
1. 絶対に「ポンプ式」を買え
蓋を回して開けるタイプや、チューブタイプは面倒くさくて続きません。 お風呂上がりに「プッシュして塗るだけ」のポンプ式一択です。これが継続の命綱です。
2. 高価なものはいらない
ママが高い化粧水を使っているからといって、それをこっそり使うのはやめましょう(すぐバレますし、コスパが悪いです)。 脱毛後の体には、「安くて大容量のもの」を「バシャバシャ使う」のが正解です。
3. 「ベタつかない」と書いてあるものを
男性はクリームのベタベタ感が苦手な人が多いです(私もそうです)。 「乳液」や「ジェル」タイプを選ぶと、塗った後すぐにパジャマを着ても不快感がありません。
- ビオレu 角層まで浸透する うるおいミルク (ド定番。どこでも買える)
- ニベア スキンミルク (保湿力高め。乾燥がひどい人向け)
- 無印良品 敏感肌用ボディミルク (大容量でおしゃれ)
保湿以外の「緊急回避テクニック」
保湿しても痒い!という時、さらに私が実践して効果があった方法も紹介します。
これが最強です。ケーキを買った時についてくる保冷剤をタオルで巻き、痒いところに当てます。感覚が麻痺して痒みが止まります。
タイトなスウェットやボクサーパンツはNGです。肌に触れる面積を減らすため、トランクス一丁か、ゆるゆるの短パンで過ごしましょう。
【まとめ】今回の教訓
- 痒みの前兆:「ちょっと痒い」の段階で対処しろ。一度かくと無限ループに入る。
- 家族の反応:かきむしると、子供たちに心配される(これが一番効く)。
- 準備:脱毛の契約と同時に、ドラッグストアで「ポンプ式の保湿剤」を買って帰れ。
ひっかき傷を作ってしまうと、最悪の場合、次回の照射ができなくなる(傷口を避けて照射される)こともあります。 それはあまりにももったいない!
「男も黙って保湿」。 これがツルツル肌への最短ルートだと、身をもって知りました。
次回は、いよいよ「生活の変化」編。 床に落ちている「あの毛」がなくなった感動についてお話しします!









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